オールドパーことトーマス・パーは、152歳まで生きたといわれるイングランド人です。
80歳で結婚し、1男1女をもうけたとされます。

彼自身は長寿の秘訣を「菜食主義と節度ある生活」と語っていますが、実のところ私生活は少々奔放だったようです。100歳を過ぎても女性関係のトラブルを起こし、私生児をもうけたという逸話も残っています。最初の妻が亡くなった後、122歳で再婚したというのも驚きです。
1635年には、イギリス国王チャールズ1世に謁見し、その長寿を褒められました。王に「何か特筆すべき功績はあるのか」と問われると、パーは「教会から課された罰を受けた、もっとも年老いた者だ」と答えたと伝えられています。
同年、パーは亡くなり、由緒あるウェストミンスター寺院に葬られました。
とても人間味あふれる長寿者だったわけです。
ちなみにスコッチウイスキー「オールド・パー」は、その長寿にあやかって名づけられたもので、ラベルには彼の肖像と生没年が記されています。
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